中級 ソロライフ

作ること、食べること、楽しむことを中心に綴る日々の雑記ブログ

失敗を乗り越えて、キャベツの保存食、ザワークラウトを作る!

先月、初めて「ザワークラウト」に挑戦した。
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「ザワークラウト」、作り方は簡単で、キャベツを塩で漬けるだけ。

ヨーロッパで広く親しまれている発酵食品。

ソーセージなどの肉料理に添えられる、あの酸っぱいキャベツだ。


先に結果から言ってしまうと、失敗した。。

キャベツを、塩で漬けるだけ。

こんな単純なレシピにもかかわらず、失敗してしまった。


漬けて1週間目くらいまでは、普通に発酵してきたなって感じだった。

しかし、10日目、フタを開けてみたところ、ビックリしたね。

その匂いに。。

腐ったキャベツの匂い、初めて嗅いだけど、激臭

瓶に近づいて、思いっきり嗅いだから、鼻を突き抜けて、目にきた。

素で白目を剥いた 初めての経験でした。

そして、これ以上ない単純なレシピで敗北した、初めての悔しい経験でもあります。


今回は、その悔しい経験も活かしての、リトライ「ザワークラウト」

今度こそ、やってやる!

塩とキャベツだけで作くれるザワークラウト

「ザワークラウト」は、キャベツの葉の表面についた乳酸菌の働きによって発酵する。

千切りにしたキャベツと塩をしっかり混ぜて水分を出し、漬け込む。


まずは、キャベツ。
ザワークラウト用キャベツ
買ってきたばかりのものが良い。

前回の失敗した要因の一つがここにあると思っている。

買ってしばらく経ってしまったキャベツだと、水分が失われている。

キャベツから出る水分で、ザワークラウトは漬け込むので、水分が少ないと全体が浸らない。

それが腐敗の原因になったんだと思う。

キャベツはできるだけ新鮮で、水分を蓄えてそうな瑞々しいものを選ぼう!


キャベツの外側の固い葉と、芯を取って、漬ける分だけを計量。
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固い葉は最後に、落し蓋として使うので、捨てずにとっておく。

885g
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塩はキャベツの2~3%くらいを目安とする。
ザワークラウトの塩2%
885gの2%だと、17.7gだけど、ちょっと多めの20gにした。

前回2%で腐らせたので、ちょっと塩分濃度を上げてみた。


キャベツは千切り、厚みはお好みで。

スライサーがあると、大量の千切りも楽ちん♪
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塩が全体的に回るように混ぜ、ギュッと押しながら揉む。
ザワークラウトのスライスキャベツ

少し水分が表面に浮いて、しんなりしてきたら、OK。
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煮沸消毒した瓶に詰めていく。
ザワークラウトの瓶詰作業

瓶の半分くらいまで入れたら、麵棒なんかを使って、押しつぶすようにプレス。
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これを繰り返して、キャベツをどんどん重ね入れていく。

全部詰め込んだら、とっておいた外側の固い葉を畳んで、落し蓋にする。
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キャベツが水分でしっかり漬かるようにしっかり押し込むのが、大事!
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2~3日くらいすると、ブクブク気泡が出てきて、発酵してるなって感じになります。
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夏など室温が高い場合は3〜4日、寒い時期は5〜7日で発酵。

小さな泡が出てきて酸っぱい香りがしてくる。

キャベツが緑色から白っぽくなってきたら、ほぼ完成。

清潔な箸で少量とり、味見をしてみる。

青臭さが取れて塩気が柔らかくなって、好みの酸味になったら、OK!

冷蔵庫で約2週間、さらに熟成させると良いらしい。

瓶のままなら、落としラップして、ふたを閉めて冷蔵庫へ。

ラップに包んだり、ジップロックの袋に移し替えても良い。


ここまでが、基本の「ザワークラウト」

今回はリトライとはいえ、同じものを作るのでは、つまらんなと、にんにくとハーブ類を加えることにした。

ザワークラウトを自分流にアレンジ

ザワークラウト作りは、自由。

ハーブやスパイス、にんにくや玉ねぎ、キャベツ以外の葉もの野菜を加えても良いそうだ。

切り方もざく切りでもいいし、小さいキャベツなら丸ごと漬けても有り。

実験をするような気持ちで、楽しんで作ろう!


ということで、私は以下のハーブ類とにんにくを加えることにした。
ザワークラウトに使用したハーブ
ローリエ、レモンタイム、薄切りにんにく。

瓶詰の前にキャベツに、混ぜてしまってから漬けるのも、もちろん良し。

今回はキャベツを詰めては、重ねる作戦でいくことにした。


少し詰めて麵棒とかで、ギュギュッと押しつぶした上に、ハーブ、にんにくをのせる。
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その上にまたキャベツを入れて、ギュギュッと押し込む。
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汁が出てくると、ザワークラウトっぽさがアップしますね。

それを3~4回、繰り返す。
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あとは、キャベツの固い葉で落し蓋。
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10日ほどで、発酵完了。
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今回は、腐らなかった!やったー!
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にんにくの匂いがけっこうパンチがあるザワークラウトになりました。
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発酵由来の旨みが、じんわり出ている。

ミネストローネにこのザワークラウトをトッピングしてみました。
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にんにくとハーブの香り、酸味がほどよくアクセントになる。

スープ類へのトッピングは有りだな。


ようやく成功、完成したザワークラウト。

正直、めっちゃくちゃ美味しい!!ってわけじゃない。

でもなんか、癖になる味わい。

これから色々、料理に合わせたり、アレンジしたりしてみようと思う。

楽しみだな~。


2020.5 追記

後日、ポテサラに混ぜてみました。

ザワークラウト in ポテサラ
塩気と酸味のあるザワークラウトが、良いアクセントになって、なかなかいける!

ニンニクとハーブの風味も効いてるわ。


あと、カットしたゆで卵とカリカリベーコン、
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そこにマヨネーズと刻んだザワークラウトを投入。
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サンドイッチも良いけど、トーストにのせるのがおすすめです。

ザワークラウト on トースト
熱いトーストに合う旨さ!

ザワークラウト、まだまだレシピ開発中。