中級 ソロライフ

作ること、食べること、楽しむことを中心に綴る日々の雑記ブログ

【ハンドメイド】部屋着に最高!らくちんタイパンツの作り方説明

このところずっと雨で、ムシムシした日が続いてますね。

今年の梅雨は少々長引きそう。。

そんな時は、お家にこもって、ハンドメイドを楽しみましょう♪

前回アップした「タイパンツの製図型紙」の補足的に、作り方をご紹介します!
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タイパンツ裁断前の準備

生地の裁断の前には、布の地の目(生地の目)を、整える「地の目直し」をお勧めします!

これ結構、大事なのですよ!

布を買った段階では、地の目が歪んでいることが、けっこう多い。

そのまま裁断して、縫ってしまうと、出来上がって洗濯した時、

変に裾がつってしまったり、ねじれたり、形が変わって悲しいことに。。

それを防ぐための、「地の目直し」です!


地の目直しは、まず一度、洗濯をして、乾かします。

そして、端から端へのヨコ糸を、一本繋がって抜けるようにします。

それを横ラインの基準にし、縦ラインの耳と直角になるようにして、アイロンで地の目を調えます。


けっこう面倒ですよね~。

できれば、洗濯、乾燥はした方が良いけど、時間もそれだけで一日かかっちゃうしね。

面倒くさいなという方は、スチームでアイロンをじっくりとかけるだけでも、だいぶ縮み方は違うので、お試し下さい。

その際、できれば、縦横の地の目が垂直になるようにしてあげてください!

タイパンツ- 作り方 <裁断編>

表地を内側にして、布を二つに折り、裁断します。
タイパンツ裁断の型紙の置き方
片側が「わ(輪)」になっている状態です。

一度に 二枚ずつカットする感じ。

型紙の置き方は、布のサイズに合わせて、全てのパーツがとれるよう、工夫して変えてください。

パズルみたいで、ちょっと面白い。


型紙にあらかじめ縫い代をつけておくと、カットする時に便利!
タイパンツ型紙の縫い代
裾とポケットの縫い代は2cmで、それ以外は1cm


型紙ギリギリにハサミをあてて、裁断。
タイパンツ裁断時の型紙へのハサミの入れ方
片方の手で布を斜め下に引っ張りながら、カットするとやりやすい。

でも、あまり引っ張りすぎると、布と型紙の位置がずれしまいます!

内側をえぐってカットしてしまうので、注意して下さい!

多少くらいは、縫い代部分なので大丈夫だけどね。


縫い代の目印や、縫い合わせる時の目印として、ハサミでノッチ(切り込み)を入れます。
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型紙を書いた時に基準となった横線が、縦線と交差する箇所などにノッチを入れます。

縫い合わせるときや、裾上げの時なんかの目印になります。

※ 切り過ぎないように、3~4mm程度で!


片足のパーツは3枚。
タイパンツ片足のパーツ
これがもうワンセットと、腰布が1枚、ポケット布1枚(両サイドに付けたい場合は2枚)と紐用の布で、全部のパーツが揃います。

「サイドなしバージョン」の型紙を使用する際は、この三枚が全部繋がっている状態になってます。


裁断編は、これで終わり。

いよいよ、縫っていくよ~!

タイパンツ- 作り方 <縫製編>

ポケットは、回りをロックミシンで処理してから、口の部分を三つ折りにして、ステッチ。
タイパンツのポケットの作り方

ポケットを脇に縫いつけた後、表地を内側にして縫い合わせていきます。
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縫い代はロックミシンで処理。

ポケットいらないって人は、なくてもOK!

あんまり物入れることないですしね。


脇を縫うと、こんな感じに「アジのひらき」状態になります。
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「サイドなしバージョン」の型紙だと、最初からこの状態ね。

筒状にする前に、脇のステッチ処理しときましょう。


縫い代を脇の方向(真ん中の布の内側)に倒して、2~3mm幅でステッチ。
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5mmでもOK。

お好みで幅を変えてください。


あらかじめ、アイロンで押さえておくとキレイにできます。
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それは面倒い。。という方は、ミシンをかける時に、布を両側に伸ばすように引っ張ると、けっこうキレイに縫えます。


「サイドなしバージョン」の型紙の場合は、この縫い合わせ~ステッチの工程はなしです。


その後、表地を内側にして筒状に縫い合わせます。
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股ぐりの部分は、まだ縫わないよう、注意!

塗ったところは、ロックミシンで処理。


両足パーツの股ぐりを縫い合わせて、くっつけます。
タイパンツ縫製の股ぐり部分
この時、股ぐりの中心から、約5cm過ぎたところで、一度ミシンの縫う方向を、逆にして折り返して縫うのが、ポイント。

中心からまた約5cm過ぎたところで、ターンして戻ります。

今度は最後まで縫いきってください。


股ぐりの部分は強化しておかないと、裂けてしまったりするので、折り返し縫いは、大事!


腰布を輪っか状に縫い合わせます。
タイパンツ腰布の作り方
腰布は、着用する時に、ペロンと返すので、表裏ともに、見栄えが良いように処理します。

実は、今回のタイパンツの、最大の山場です!

縫い代を片方の縫い代で、包むようにして処理。


私のやる方法としては、片側約7mm、もう片側約13mmに段差をつけて、縫い合わせ、長い方で包む。
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そして、表からステッチかけて整えます。


こんな最終過程にきて、これは、、

面倒い。。放り投げたい。。

という方、大丈夫です!


細かいことは気にしない方に、朗報!

ペロンと表になる側さえ、キレイに見えれば良いんですよ!


やり方は、簡単。

普通に1cmの縫い代で縫って、ロックミシン。

縫い代を片側に倒して、ステッチ。

ロックミシンが見えない方を、ペロンと表になる側にしてください。

私も自分用のは、この簡単な方で作ってます♪


腰布が完成したら、縫い合わせたところを、後ろの中心にもってきて、
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本体とくっつけて、縫い合わせます。

縫ったところはロックミシンで処理。

縫い代は下に倒して、表からステッチ処理。


腰ヒモを作ります。

完成した時、ヒモの長さが140cm、幅を1.5cmになります。

なので、縫い代を入れて、長さ142cm、幅5cmに布をカットしてください。

長さが足りないときは、半分サイズでカットして、縫い合わせてもOK。
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縫い代をアイロンで、内側に折ります。


アイロンで半分に折って、端をステッチ。
タイパンツ腰ひも作り方
裏側を縫い損ねないように、注意!

アイロンで半分に折る時に、若干ずらして折り跡をつけ、内側に入ってる方から、ステッチをかけるとハズしにくいです。


ヒモ、面倒い。。という方は、ヒモだけ他のもので代用してもOK!

細いヒモで編んだりしてもかわいいと思います。


腰布にヒモをつけます。
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後ろの真ん中の縫い合わせの上から10cmのところに、ヒモの中心を置きます。

幅10cmをぐるっとステッチで一周してください。

ステッチの両端は5mm中をステッチで補強するのをお勧めします。


これにてタイパンツ、ついに完成!

感無量ですな。


ちなみに、この写真に使用したのは、型紙の裾を30cm長くして、クルブシ丈にしたものです。

友達のマタニティ用のパンツにと作成しました。


型紙通りの長さだと、ヒザ丈のショートタイプになります。

タイパンツは、サイズが調整できるので、男女兼用でもはけるし、マタニティーとしても活躍する万能パンツ!

腰布やサイドを違う布にしたり、いろいろアレンジもできるので、楽しんで作ってください!