熊野観光(二日目)速玉からの本宮、そして丸山千枚田
突然の雨が多いこの頃。
夕立のようなまとまった雨でもなく、パラパラっと降っては止む。
気温が下がることもなく、湿度だけが増すのが、地味に辛い。
曇ってる分、気温がそこまで上がらないのが、救いかな。
熊野観光の二日目は再び、和歌山県新宮市からスタート。
今回は熊野三山の一つ、「熊野速玉大社」。
kumanohayatama.jp
階段が少ないのが嬉しい。
前の日に石段登りすぎて、疲弊した足にも優しいわ。
境内にそびえる樹齢千年の梛(ナギ)の大樹。
古来から道中安全を祈り、この葉を懐中に納めてお参りすることが習わしとされているそう。
この梛(ナギ)の木を見ると思い出すのは、今は懐かしいあの漫画。
田村由美の名作、『BASARA』
BASARA バサラ文庫版 全16巻完結セット (小学館文庫)
主人公を見守る「ナギ」って名前の登場人物がいて、その主人公たちが熊野に立ち寄った際にこの梛(ナギ)の木を見て、「ナギみたいだな」と思うのよね。
ちょっと何言ってるのかわからないかもだけど、たぶんその人物の名前はこの梛(ナギ)の木からとったんじゃないかなと思う。
世界が一度破滅して、その後の世界の架空戦記ファンタジーみたいな作品だったけど、日本の地名や歴史上の史実なんかをふんだんに盛り込んであって、面白い。
今でも時々読んじゃうくらい。
熊野の回の話をまた読み返してみようかな。
最後のトリで参拝したのは、「熊野本宮大社」。
www.hongutaisha.jp
全国4700社以上ある熊野神社の総本宮。
ここからちょっと階段を上ります。。
ちゃんと整備された石階段なので、そんなには辛くない。
上がった先にあるお社は 撮影不可 なので、写真はないです。
朱塗りではなく、風格のある檜皮葺(ひわだぶき)の屋根が特徴的で、重厚感がある感じ。
本宮の近くには、「湯の峰温泉」や「川湯温泉」、「渡瀬(わたらせ)温泉」があるので、参拝の後に一風呂浴びて、さっぱりするのもお勧め。
今回は「わたらせ温泉」の大露天風呂に行ってみた。
www.watarase-onsen.jp
天気が良かったから、空をのんびり眺めながら、自然の中で温泉を満喫できて、開放感が素晴らしかった!
大きな露天風呂ばっかり4つくらいあって、面白かったし。
参拝の後に温泉入って、さあそろそろ名古屋へ戻ろう!と思っていたけど、ちょっと寄り道。
本宮から十津川に抜けて、熊野市の方面に行く道で看板を発見。
「丸山千枚田」。
そう、これも熊野の有名観光スポット。
kumano-kankou.com
せっかくだから寄って行くかと、急遽の寄り道。
日本最大級の棚田、「丸山千枚田」。
本当は水を張って、田植えをしたばかりの頃が、水面が反射したりでキレイらしい。
この時は、刈り入れ前で稲が実った状態だったけど、これはこれで夏っぽくて良かった。
友人の一人は熊野三山よりもここが一番 感動したみたい。
「ジブリっぽい!」と。
ええ、まあ田舎なんで、この辺一帯がジブリっぽいかもだけど。
あと、さらに寄り道で、熊野市の「鬼ヶ城」。
onigajyo.mie.jp
熊野灘の荒波に削られた大きな岩窟が見どころ。
大きすぎて、一枚の写真には納まりきらない。
その昔、海賊が住んでいたらしい。
平安時代、海を荒らしまわって鬼と恐れられた海賊・多娥丸を、将軍坂上田村麻呂が征伐した伝説が残っている。
熊野大花火大会の時にはこの「鬼ヶ城」から最後の大仕掛けが打ち上げられ、それはもうド迫力 の花火を見ることができる。
なにが迫力って、この岸壁に反響して響き渡る轟音!
服がビリビリ震えるのがわかる。
隣町の家の窓も震えるくらいだ。
台風のおかげで、延期になってしまい、花火は見られなくて、残念だったけど、その代わり、観光地はめいっぱい回れた。
それでよしとする。
足るを知るのが大事よね。
「鬼ヶ城」を出た時点で、18:30。
途中、食事や休憩をはさんで、名古屋に着いたのは22時を回った頃。
よく動き、よく食べた熊野の旅でした。
今回は友人たちが来るということで、家族がいろいろ協力してくれた。
ありがたいね、感謝です!
次回の帰省の際には、ちょっと良いお土産を買っていこう。